2024.04.25野菜の知識

春夏野菜の生育状況①

春夏野菜の生育状況①

 

 

 

近頃の宍粟市千種町は、日中25℃前後、朝晩12℃前後で推移しており、睡眠をとるにはとてもいい気候です。

 

春の種まきも落ち着いたところですが、すでに発芽してきた野菜たちの様子を少し紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

「じゃがいも(馬鈴薯)の新芽」 千種町鷹巣圃場① 4月25日撮影

 

「じゃがいも(馬鈴薯)の新芽」 千種町鷹巣圃場① 4月25日撮影

 

「じゃがいも(馬鈴薯)の新芽」 千種町七野圃場① 4月25日撮影

 

 

 

 

いずれの圃場も耕さずに肥料を与えない栽培方法で育てています。

 

草も生やした状態で自然の力を最大限に借りています。今の季節は、ヒメジョオン、スギナ、ハコベ、ナズナ、カラスノエンドウ、ホトケノザなどの雑草が多く、草をかき分けるとアマガエル、クモなどがたくさんいます。土元にはミミズ、モグラ(が掘った穴)、幼虫類も見受けられます。

 

じゃがいもに関しては、種用の芋を植えた全体量(今年は200個程)のうち、2割くらいはモグラに食べられてしまい発芽していませんでした。多少モグラの餌になることは想定済みなので、やられた!などは感じません。モグラが掘ってくれた穴が畑にとっては排水性を上げてくれる要素になったりと、メリットもあります。

 

じゃがいもの収穫は6月以降を予定しています。

 

 

 

 

 

続いての野菜です。

 

 

 

 

「紫アスパラ」 千種町七野圃場① 4月25日撮影

 

 

 

こちらは紫色のアスパラガスです。

 

味は緑色のアスパラと変わりはないですが、紫色を含む野菜は「抗酸化作用成分(ポリフェノール)」を多く含みます。人にとっては老化に対する耐性を手助けしてくれます。

 

アスパラガスは多年草(たねんそう)という種類の植物グループに属していまして、毎年種を蒔かなくても冬を越し、毎年生えてきます。とは言っても永久不滅ではなく、アスパラの場合は4〜7年程度ともいわれています。

SENSAIの圃場では昨年植え付けまして今年が2年目ですが、4月に入ってもなかなか芽を出さなかったので半ば諦めかけていたこの頃でしたが、今日、ニョキッと顔を出してくれていたので嬉しい氣持ちになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「黒枝豆」 千種町七野圃場② 4月25日撮影

 

 

 

こちらは早生の黒枝豆で、黒頭巾(くろずきん)という品種です。

今は芽が出たてホヤホヤですが、7月下旬ごろに収穫予定です。

 

 

写真のように、少し変わった配置で種まきをしていまして、SENSAIでは「5点蒔き」で種を落としています。

 

これには理由があり、枝豆は大きく成長してくると強風が吹いた際に茎全体が倒れてしまったり、折れたり、その影響で曲がって育ってしまうというリスクがあります。(曲がると収穫量が減るといわれています)

 

そこで、近づけすぎない5点の茎で、それぞれを補強し合う配置にしているという訳です。(近づけすぎると湿気の多い時期に病気になるリスクが上がります)

 

また、蒔いた種全てが発芽する訳でもないので、保険でもあります。

 

 

 

7月に美味しい枝豆が収穫できた時には、ビールに枝豆。

楽しみです。

 

 

 

 

 

 

「育苗中の苗たち」 千種町七野作業場 4月22日撮影

 

 

 

畑に直接たねを蒔かずに、セルトレーで苗まで育てている作業場の写真です。

 

現在は、小松菜、ちんげん菜、パクチョイ、水菜、タアサイ、からし菜、白かぶ、紅かぶ、ケール、コールラビ、アーティチョーク、ミニトマト、中玉トマト、ズッキーニ、サンチュを育苗中です。

 

5月に入りましたら畑に苗を植える作業が忙しくなります。

 

 

 

 

これから春夏野菜がグングンと成長していきます。

私は出来ることを出来る分、淡々とこなしていきたいと思います。

 

 

 

 

最後に、余談ですが・・・

 

 

 

 

 

「サンバートラック(SUBARU)」 千種町鷹巣付近 撮影4月25日

 

 

 

 

私の相棒の軽トラックです。

 

畑仕事はもちろん、毎週神戸への行き来と、特産品イベント出店時、買い物などいつも一緒にいる大事な愛車です。個人的にスピードを出して走るのが苦手で、いつも燃費の良い運転を心掛けているので、平均18km/ℓくらいの燃費で走行してくれます。

 

私の生活における贅沢品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは、また

 

 

 

 

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